ホームパーティーや家庭訪問などの来客時には、料理やお茶の準備などで当日の掃除まで手が回らないことがあります。急に親戚が泊まりにくることになって、慌ててしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。そんなとき、短時間で部屋を片付けてくれる家事代行は便利なサービスです。ここでは来客前の掃除に関する家事代行サービスの内容と、依頼時の注意点についてご紹介します。
来客準備の掃除内容は?
一般的な掃除とは異なり、来客準備では玄関からリビング、トイレなど、相手の動線に沿った場所がポイントとなります。こうした場所の中でも「汚れが目につきやすいところ」をプロの視点でチェックし、短時間できれいにできるサービス。それが家事代行です。来客前に必要な掃除について、一例をあげてみましょう。
<玄関>
床の掃き掃除、拭き掃除
下駄箱などの拭き掃除
<リビング>
床に置いてあるものの片付け
床の掃除機がけ、拭き掃除
家具や家電の拭き掃除
<キッチン>
調理器具などの片付け
シンクやコンロの掃除
床の拭き掃除
<洗面所・トイレ>
床や壁の掃除
蛇口、排水溝、換気扇などの掃除
便器の掃除
鏡磨き
トイレットペーパーやタオルなど備品の準備
<その他>
観葉植物などのセッティング
照明器具の拭き掃除
ひとつひとつはそれほど難しくない作業です。しかし、すべてを短時間で終わらせようとすれば、体力も気力も必要でしょう。できる範囲の掃除は自分で行い、手が足りない分だけを業者に任せるというのも1つの方法です。
依頼するときの注意点
家事代行サービスといっても、現在はさまざまな業者が存在します。しかし中には、自宅に初対面の他人を入れることに抵抗のある方もいることでしょう。実際に掃除を依頼するときには、どのような点に気をつければよいのか。トラブル回避のために、注意点をあらかじめ知っておいてください。
<料金を確認する>
まずは、料金体系を確認しましょう。スタッフの滞在時間によって料金が決まるのか、掃除する場所の数によって料金が異なるのか。また、延長する場合はいくらずつ加算されるのか、時間が余ったときに他の作業を頼めるのかなど、申し込み前に確認しておくことが必要です。部屋の広さや状態によって料金が変わることもあるでしょう。そのため、申し込みの際に部屋の“現状”をできるだけ正確に伝えることもポイントです。
<掃除する内容と時間を明確にする>
来客時に使う、リビングからキッチンまでの間取り。あるいは、玄関から他の部屋が見わたせる場合は、掃除が必要な範囲も広くなるでしょう。時間がかかっても徹底的にきれいにしたいのか、時間内に終わることを優先するのか。これによって、掃除の手順や方法が異なってきます。「何を重視したいのか」を事前に決めて、依頼時にリクエストしましょう。
<貴重品はしまっておく>
当日、貴重品はしっかりとしまっておきましょう。万が一にも家具などが破損した場合に備えて、損害補償についても確認しておくと安心です。
家事代行サービスを使う際には複数業者を比較して、自分に合った内容のものを選ぶようにしましょう。来客前は何かと忙しくなるもの。しかし上手く家事代行サービスを利用できれば、余裕をもって対応することができるはずです。